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2009年11月12日 (木)

【アルバム】三山駆け・十三時間

奥白根山 2,578m
男体山  2,484m
那須岳(三本槍岳) 1,917m
皇海山 2,144m

我が故郷にある4つの百名山。
4つの名を並べ、
ダントツに知名度が低く
何処にあるのかさえ
知られていないのが
皇海山だろう。
事実、栃木に暮らす人でさえ
その名を知る割合は
高くないと思う。

山に登るようになってから
この名を知り、
百名山に名を連ねている事に
興味を覚えた。
以前、群馬側からのアプローチで
山行を企画した事もあった。
実現には至らなかったが。

唯一、その山域にも
足を踏み入れた事の無かった
その山に、興味深いルートでの
アタックに誘って貰えた。
断る理由は無い。
参加の意思を即答した。

山腹にある無人の山荘に一泊し、
翌朝4時、ヘッドライトを頼りに出発。
岩づたいに
岩をくぐり、岩をすり抜け、
でも周りが見えないから
どんな所を歩いているのかは
ワカラナイ・・・
空が徐々に白々として
水平線が紫から赤みを帯びて来る頃、
これから待ち受ける
難所の連続を前に
静かな感動と安堵の瞬間。

最終目標とする頂を横目に見ながら、
二つめの目標へ挑むべく、
鎖や梯子を頼りに
断崖絶壁を降り、攀じ登る。
何度目かの断崖を超えた時、
大きく開けたピークからは
日光の名だたる山々が一望に。

目標である百名山の頂きを踏んだのは
9:20。
展望のあまりきかない静かな山頂で
食事休憩30分。
群馬側からのハイカーが
続々と登頂してくる。
そんな中、復路を辿り始める。

往路と対照的に
平坦とも言えるルートだが
その道は不明瞭な薮の中を
延々と漕いで行くような道。
でも、クマザサの緑、
白い樹の幹、
そして青空、
この強烈なコントラストは
天国とも錯覚する程。

歩き続けて、
麓の温泉に辿り着いたのは
夕方5時を過ぎた頃。
山間の温泉は、
もう暗くなっていた。

ヘッドライトを頼りに
満点の星空の元を歩き始めて、
薄暗くなった温泉に辿り着くまで
13時間超。
今までに無く歩き続けた山行。
その中で感じた
多くの感嘆と充足感。
それらをじっくり噛み締めながら、
帰路の長い車中を過ごした。

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コメント

先日はありがとうございました。
ひさしぶりに御一緒できて嬉しかったです。
試練盛りだくさんの山行でしたね。
衰えぬめたさんの歩きっぷり、敬服します。

投稿: ぽっか | 2009年11月12日 (木) 13時56分

>ぽっかさん
 お疲れ様でした、そしてありがとうございました。
 ホント、盛り沢山でした。
 お蔭で満喫できました、久し振りにお腹一杯でした。
 でも何より、付いて行けた事が嬉しかったかも?

 今だから言いますが・・・
 食事、にかなり戸惑いました。
 皇海山頂の休憩が食事休憩だったという事、
 昼食の時間は?って思ってるうちに温泉に
 着いていた事。
 いや、ちゃんと行動計画把握していなかったのと
 ”食事は行動食”の意味を理解していなかった
 だけなんですけどね。

 でも、「食わなくても歩ける。」
 と、変な自信にはなりましたが・・・

投稿: めたろー | 2009年11月12日 (木) 21時39分

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