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2009年12月22日 (火)

事故責任・自己責任

昨日、仕事へ向かう電車の窓から
青空をバックに真っ白な富士山が
奇麗に浮かび上がっていた。
”あそこで残念な事故があったんだな。”
そんなふうに、ふと思った。

いろいろとTVで報道されている。
唯一生還したリーダーが
「全ては僕の責任です。」
と声を振り絞った。
とあるニュースワイドでは、
「法的な責任という観点から・・・」
なんて解説をしていた。

山に於ける責任。
よく自己責任という言葉が使われる。
今回の遭難、その言葉がまさに
ぴったりあてはまると思う。

昨日の仕事の帰り、
「カタヤマはやっっちゃったと思います?」
と訊かれた。
「というより、亡くなった人達がやっちゃった
とも言えると思いますよ。」
わしはそう答えた。
確かに、一般的にはリーダーの
責任が問われると思うが、
山って、それだけじゃないと思う。

夏の北海道で起きた遭難事故も
金を取ってお手軽簡単を売りにする
ツアー屋にも当然問題はあるが、
金払ってるんだから、と全てを
任せる側にも問題はある。
日米安保じゃないのだから
最後は、我が身は自分で
守るしか無いというのが
自然の中、だと思う。

自然って、楽しめると
勘違いしないほうがいい。
楽しめる自然は、
既に人の手が入った
”人工”なのだから。

さあ、寝よう。

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登山」カテゴリの記事

コメント

その通り、ですね。
自然は怖い。
街は住みやすいです。
以前、雷雲の中の登山、思い出しました。

投稿: kj | 2009年12月22日 (火) 08時59分

登山家の方がコメントを求められていたのですが、
登山家である片山さん自身や、20年の登山暦がある
ベテランの同行者の方が判断し、登ると決めたなら
「登ったのが間違い」ではないというような事を言っていました。
このような残念な事になってしまいましたが、
この件については「甘くみた結果」ではないような気がしました。
自然は読めない、絶対に人の思うようにはならない。
だからこそ魅力があるのかもしれません。

ここからは、私の勝手な感傷なのかもしれません。
片山さんたち3人は、しっかり抱き合って身体を温めあい、
片山さんは常に声を掛け、2人を励まし続けていたそうです。
でも、だんだんと反応がなくなっていった。
連絡するためにか、片山さんが少し目を離した間に
テントごと飛ばされ、2人の姿も見えなくなったと聞きました。
片山さんは、何とかして2人を担いで帰りたかったと言っていた。
もし、2人がずっと片山さんの見えるところにいたなら、
片山さんは1人で下山したのでしょうか。
すぐに決断は、できなかったのではないかと思います。
一瞬の判断の遅れが命取りになる状況の中。
私は、亡くなったお2人が最後の力を振り絞って
片山さんを助けたような気がしてならないのです。

投稿: ちえぞう | 2009年12月22日 (火) 20時58分

山をきちんとやっていると、パーティはとても大切になってきますね。
パーティの中にリーダーがいて、サブリーダーがいて・・。
そのリーダーの判断はとても大切なものとなります。
片山さんのパーティはだれがリーダーだったのでしょう。
とは言っても、同行の方々は登山歴が片山さん以上にある人と、登山歴5年の人とで、どちらも決して素人ではなかったようです。
冬の富士山はものすごく危険でヒマラヤの練習に使うこともあると聞いています。
そんな山ですから、亡くなった二人もある程度の事態の想定と覚悟をして登ったと思いたいです。
天気も荒れている・寒波が来るということは分かっていたと思うので、この状態で登るのは、危険って事も頭の片隅にあったのではないでしょうか。
それでも登ったのですから、これは自己責任だと思います。
生き残ってしまった片山さんは一生つらい十字架を背負わなくてはならなくなりましたが。
私も片山さんの立場だったら状況を総合的に判断してきっと、二人を置いて下山したと思います。

投稿: 風 | 2009年12月23日 (水) 00時17分

>kj
 あの時はスゴイ雷だったね。
 頂上を目前にしての撤退は残念だったけど、
 雨で濡れちゃって体も冷えて来たし、
 頂上立っても何も見えなかっただろうからね。
 自然には勝てまへん・・・

投稿: めたろー | 2009年12月23日 (水) 10時26分

>ちえぞうさん
 一人用のテントを試す為と高度順応が
 今回の富士登山の目的だったそうです。
 世界の高峰をいくつも経験してきている人が
 2人もいたのですから、準備不足とか重大な
 判断ミスは無かったんじゃないでしょうか。
 我々が判断出来るのは、メディアから提供される
 情報しかありませんから、真実がどうで
 あったかを論じる事は適当ではないかもしれません。
 ただ、有名な人が誰もが知る山で遭難した
 という事で、メディアは食いついた。
 また、誤解が拡がるんだろうな、と思いました。
 

投稿: めたろー | 2009年12月23日 (水) 10時47分

>風さん
 (タイトルに)簡単に”自己責任”という言葉を
 使ってしまいましたが、コレについて論じ始めると
 自己の判断による差異が大きく出たりしますので、
 結論を出すのが難しくなったりします。
 今回の報道で、あまり否定的に論じている
 コメンテーターを目にすることはありませんでしたが、
 何れにしても一般的には、”山に対する誤解を
 再認識”といった事になってるんじゃないかと
 懸念しております。

 ・・・まあ、それで山が静かになるなら、
 それはそれでいいんですが・・・

投稿: めたろー | 2009年12月23日 (水) 11時01分

山のことはあまり詳しくないですけど、なんだか、今回のこと、マスコミが何を言わせたいのか、、、よくわからないですよね。
私はど素人ですが、片山さんの今回の判断はまった間違ってないと思っているので、、、。
当然、その場にいたわけではないですから、詳しい状況まではわかり得ないですけど、、、片山さんが、2人を背負って降りてこれたとは思えないですし、そもそも山に行くと決めたのは、当人達ですよね。
それぞれに経験のある人達だったようですし、何かあっても自己責任という気持ちは少なからずあったのでは、、、と思うのですが、、、。
マスコミもくだらないこと聞いてきますよね。

投稿: winnie | 2009年12月24日 (木) 02時25分

>winnieさん
 そうなんです、今回の事に限らずメディアって
 真実を伝える気は無いように感じます。
 自分達の伝えたい方向へ誘導しようとする。
 真実ではなく、事実を作ろうとしている。
 世論調査なんて、その最たるものらしいですよ。

投稿: めたろー | 2009年12月26日 (土) 19時01分

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