登山

2012年5月 1日 (火)

破線はつらいよ~滝子山~

今年のGWは、カレンダー通りであれば
前半と後半にクッキリと分れる。
後半は、恒例となった会津旅行。
さて前半は・・・?

この連休から公開が始まる、
テルマエ・ロマエ」を観に行くか、
足馴らしの山歩きに出かけるか。
山に行くなら何処に行く?
あれこれ迷って出した答えは・・・
”両方行っちゃえ!”

公開初日の指定席を抑えた後、
どの山に登るか、の検討会。
後半は会津に行くのだから
栃木方面は見送ろう。
やっぱり富士山眺められるところ?
・・・って事で、大月方面へ。

この辺の山は、
駅から歩いてアクセスできる山が多い。
そして、富士山を綺麗に眺められる
秀麗富嶽十二景に選定された山が並ぶ。
去年の暮れに、友人を誘って
富士山を眺めるために登ったのも
この沿線の倉岳山。

何だかんだあれこれ考えて、
行き先は滝子山に決定。
駅からは若干遠目だし、
歩行時間も足馴らしにしては長い。
でも、下りたところに
以前寄った事があるいい温泉があるし。

笹子で中央線を下りて
バスを使って出来るだけ登山口へ近づく。
駅から歩くのが通常だし
稼げる時間も10数分程度。
僅かでも時間が短縮できる事と
その時間分の体力を温存できる事を
合わせて考えれば、
一緒に歩く嫁にとっては
小さくない差だと思える。

バスを下りてから約30分、
お地蔵さんの立つ登山口に到着。
芽吹き始めた新緑と
咲き始めた様々な花が
目を楽しませてくれる。
しかし、眺望の無い
どちらかと言えば単調な登りが続くが
時々現れる滝と、
地元の小学生による手作りの看板に
励まされながら標高を上げていく。

登り始めた頃は雲ひとつない空だったが、
頂上が近付く頃には雲が目立ちはじめた。
”富士山見えるかな?”
と不安を感じながら辿り着いた頂上。
頭が雲に隠れてはいたものの、
何とか富士山は眺められた。

昼食を摂り、
写真を撮り、
休憩を取った後に下山開始。
若干遅れ気味ではあるものの、
初狩駅から程近い温泉に寄るだけの時間は
何とか確保できそうだ。
という事で下山開始。

程なく、1等三角点を通過
するはずだったが・・・
あれ?・・・ない、なあ・・・
おかしい、と思っていたら・・・
やっぱり分岐を見逃していた。
でも、道を外れている訳でもなく
何処にいるかもはっきりしてる。
下り立つ場所から帰りの道筋も
すぐに決められたので、
そのまま下りる事にした。
登山地図では破線で示されているルート
尾根は痩せていて道は険しかったけど、
踏み跡は判りやすい。

キツイ傾斜が続き、
次々現れる岩場は、
攀じるような場所も多い。
流石にペースは上がらず、
温泉は諦めざるを得なかったが、
下りて程なく歩いた場所に
高速のバス停を発見。
バス会社に確認すると
乗車は可能だという事なので
そのバス停から新宿へ向かう事にした。

結構ヘビーな足馴らしになってしまった。
おかしいと思ったらすぐに止まって確認し
引き返さなければいけないのだが、
道は明瞭だし転落に気をつければ
さほど危険な道ではない
との情報も得ていたので、
そのまま進む事を選んだ。
無事に帰れたのは
結果オーライだったかもしれない。
地図はしっかり見て
道標に頼りっきりにならないよう、
気をつけます・・・

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2010年12月20日 (月)

【アルバム】10年12月九鬼山

もう12月。
ちょっと前までは
「あぢ~~・・・」
と茹だっていたのに、今は
「さぶっ・・・」
と縮こまっている。
毎月行われているサークルの山行も
忘年会を同日開催する
最後の案内が届く時季になっていた。

思えば、今年の参加は
5月の丹沢・塔ノ岳のみ。
最後だし、忘年会もあるから
参加するしかないでしょう。

快晴に恵まれた山行当日。
雲一つ無い青空に
真っ白く雪を被った富士山。
眼下にはリニアの実験線も見えたり、
気持ち良く歩く事が出来た。

秀麗富嶽十二景の十番山頂である九鬼山
駅から歩いて登山口へアクセス出来る
歩行時間も短めのお手軽な山。
あの辺は、手軽に富士を眺められる
そんな山が並んでいる。
年賀状の写真を撮りたければ、
絶好の山域かもしれない。

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2010年9月20日 (月)

【アルバム】10年09月西穂高岳

この山行をプランニングし、
図らずしもこの列車を使う事になった時、
小学生の頃、双子のデュオが飛ばした
『8時ちょうどの~あずさ2号でぇ~』
というヒット曲が、事ある毎に
頭の中で繰り返される。
細かい事を言えば、
下り列車には偶数の番号は付かないので
2号には乗れないのだが・・・
(乗ったのは5号です。)

出発前夜から雨が降っていた。
朝になっても止む事は無く、
傘1本、余計な荷物が増える事となった。
電車・バスを乗り継ぎ、
ロープウェイで登山口に着く頃になっても
雨は止む事無く、合羽を着こんで
宿泊地の西穂山荘へ向かった。

花の季節は終わりを迎え、
でも紅葉にはもう少し間がある、
見るべきモノは眺望なのだが、
それすら雨雲に遮られ、
ひたすら登るだけ。
コースタイムより若干早めに着いた
山荘は想像していたより立派で、
雨もほぼ上がっていた事もあり
少し気持ちが和んだ。

『以前、近所に住んでいたんですよ。』
受付のお姉さんは、ご近所さんだったらしい。
『3丁目、COOPの近くです。』
『へぇ、そうだったんですかぁ。』
こんな二言三言のやりとりで、
一気に親近感が湧いてきたりする。

受付横にある衛星TVでは
常時天気予報が映し出されている。
何度観ても、悪化傾向である事しか
確認できない。
せめて、降らない事を祈りながら、
早めに寝る事にした。

日の出1時間前に起き、
外に出てみる。
期待していた星空は雲に覆い隠され、
微かにガスに霞む周りの木々が
見えるだけ。

朝食を済ませ、
サブザックを背負って外に出る。
山頂を目指したいところだが、
時間的な制約もあり
今回の目標は、独標。
森林限界を超えた
稜線歩きは気持ちがいい。
視界を遮るモノが無く、
どこまでもパノラマな眺望は、
ある程度の標高を稼がないと
見られない景色だ。
しかし今回は、
雲にそのパノラマを取り上げられた。

山荘に戻り、早めの昼食。
ここのラーメンは評判がいい。
醤油ととんこつの2種類、
どちらも800円。
2300mでこれだけのもの出せるんです。
街中で看板に胡坐かいて
同じお金取る専門店様、
反省してください。

下りは上高地までの
標高差900m。
大きな石がゴロゴロしてたり、
傾斜がキツく梯子が連なるところが
続いたり、足への負担は大きく、
疲労の蓄積は予想以上に早い。
汗を流す為の温泉に辿り着くのに、
予定時間を20分程過ぎてしまった。

堪能できなかった眺望と、
独標から西穂山頂~奥穂の
スリル満点の稜線歩きは
また今度、の宿題。

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2010年8月28日 (土)

【アルバム】10年08月塩見岳

「集合場所まで、始発で来てください。」
こう言われた時、仕事だったら
「冗談じゃねぇよ、前泊だろ普通。」
と、文句の2つ3つも言いたくなる。
が、遊びに行くなら、
「しょうがねぇなあ、早く準備して
さっさと寝るか・・・」
と、同じ文句のような台詞を吐きながらも
ニヤニヤと準備に余念が無い。

南アルプスは、憧れの山域だ。
勿論、北アルプスも名だたる山が連なり
人が沢山押しかけるのも頷ける
魅力が満載の山域ではある。
でも、南アに惹かれる。
何故か? 何故だろう・・・

まあいいや、
兎に角、誘ってくれたんだし、
これはチャンスだ!
行けるんだから行くしかない。

始発で出る覚悟も出来てはいたが、
「そんなに早くなくても大丈夫。」
との優しいお言葉。

今回はテント泊。
何気に山歩きでは初めて。
大きいザックにテントとシュラフを詰めて
他にはいつもの装備。
ほぼパッキングが終わったところで
持ち上げてみた。
”・・・お、重てぇ・・・”

予定通りに家を出て、
予定通りに駅に着く。
そうそう、お茶を買っとかなきゃ。
自販機のボタンを押し、
SUICAをピッっと・・・
あれ?出て来ねぇ。
電車が来た。
もう1回、ボタン、SUICA・・・
をいをいをい・・・また?
あ~~、電車が行っちゃったぁ~。
この時、次の電車まで
25分近くも間隔があると
知ってれば、お茶放っといて
電車に飛び乗ったんだが・・・

途中、軽く渋滞はあったものの
予定通り登山口へ到着。
今日の宿泊地へ向かう。
初めて背負う15㎏。
背負ってみると、
さほど重くない。
ほぼ予定通り、テン場へ到着。

テントを張って、食事の準備。
そして、宴。
雲が多く、夕焼けも見えなかった。
けど、陽が沈みかけた時、
森の上に浮かぶ月が見えた。
明日は夜明け前に出発。
もう寝よう。

満点の星空の下、
ヘッドライトを頼りに出発。
頂上とピストンだから、
背負うのはサブザック。
荷物が軽い。

南アルプスの中央に聳える塩見岳
久し振りの3,000m峰。
遮るもの無く、
四方が見渡せる。
素晴らしい・・・

テン場に戻り、昼食と撤収準備。
ちょっと手間取り、出発が遅れる。
”ご迷惑おかけしました。”

また、重たいザックを背負い、
駐車場へ向かう。
ザック重てぇ・・・
悪いのはパッキング?背負い方?
恐らく両方・・・
マタギ歩き、効果無し。
車に乗り込む頃には、
結構バテてました。

またテント背負って
山深い所、歩きたい。
そうそう、南アルプスの南部には
聖岳ってのがあるんです。
わしの名前の一文字と同じ。
ここも登っておかなくちゃ。

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2010年5月23日 (日)

【アルバム】2週連続、山登り

5/15
久し振りの山仲間と
丹沢・塔ノ岳へ。
山登りは、頻繁に行くほうでは無いけれど、
何故かこの山は
既に3度頂を踏んでいる。
その全ては、”バカ尾根”と呼ばれる
大倉尾根からだけど、
今回は、表尾根と呼ばれる
ヤビツ峠からのアタック。
1200mの標高差を
ひたすら登るバカ尾根とは違い、
アップダウンを繰り返しながら
幾つかのピークを超えて
標高を上げて行くこのコースは
表情に富んでいて面白い。
青空はのぞかず、
遠くは霞んで富士山も見えなかったけど、
久し振りにガッツリ歩けて
満足なハイキングでした。

5/22
GW明けから、
”何処かには行こう”
と思ってたけど、
仕事が入りそうになったりで
行き先は前日まで決まらず。
”久し振りに2000mを越える頂へ”
とか、
”またまた林道ツーリング・・・”
とか、悩んだ揚げ句
ツーリングがてら
単車で赤城山、に決定!
観光道路が整備され、
頂上まで1.5時間。
天気が良ければ
人がわんさか集まってくるのは
仕方のない事。
それより、終始聞こえる
エンジン音が邪魔だったなあ。
(自分も単車で行ってるのにね。)
帰りに寄った温泉は、
到着するまで気づかなかったけど、
以前ツーリングクラブで訪れた事のある
山間の静かな旅館

2週連続で山に登った事って、
今までにあったかなあ?
しかも、1ヶ月に3回も山に行ったのは
初めての事だろう。
余命数ヶ月、を宣告され
今のうちに好き勝手やっておこう、
って訳でも、無いのにね。

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2010年5月11日 (火)

【アルバム】10年05月ユガテ・顔振峠

GWの締めくくり?
日帰りで、足馴らし程度に
歩ける山。
そう思って選んでみた山。

東吾野駅を降りて
登山口でもある福徳寺
そこへ向かう途中、
山肌には紫色の藤が
あちこちに見える。

たった2軒だけの
山腹の集落・ユガテ

ユガテから諏訪神社まで、
濃い色・淡い色、
ツツジが目を楽しませてくれる。

山村の原風景が美しい
顔振(かあぶり)峠
遠く山並みを従える
武甲山も望める

顔振峠から吾野駅ヘ向かう
道の両脇は
何処までも続く
シャガの群落。

紅葉の時季には
どんな表情を見せてくれるだろう。
そうそう、顔振峠は
隠れた夜景スポットでもあるそう。
星空も奇麗なのだそうですよ。

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2009年12月22日 (火)

事故責任・自己責任

昨日、仕事へ向かう電車の窓から
青空をバックに真っ白な富士山が
奇麗に浮かび上がっていた。
”あそこで残念な事故があったんだな。”
そんなふうに、ふと思った。

いろいろとTVで報道されている。
唯一生還したリーダーが
「全ては僕の責任です。」
と声を振り絞った。
とあるニュースワイドでは、
「法的な責任という観点から・・・」
なんて解説をしていた。

山に於ける責任。
よく自己責任という言葉が使われる。
今回の遭難、その言葉がまさに
ぴったりあてはまると思う。

昨日の仕事の帰り、
「カタヤマはやっっちゃったと思います?」
と訊かれた。
「というより、亡くなった人達がやっちゃった
とも言えると思いますよ。」
わしはそう答えた。
確かに、一般的にはリーダーの
責任が問われると思うが、
山って、それだけじゃないと思う。

夏の北海道で起きた遭難事故も
金を取ってお手軽簡単を売りにする
ツアー屋にも当然問題はあるが、
金払ってるんだから、と全てを
任せる側にも問題はある。
日米安保じゃないのだから
最後は、我が身は自分で
守るしか無いというのが
自然の中、だと思う。

自然って、楽しめると
勘違いしないほうがいい。
楽しめる自然は、
既に人の手が入った
”人工”なのだから。

さあ、寝よう。

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2009年11月24日 (火)

【アルバム】09年11月石裂山

難読、の部類に入る名前だと思う。
新・花の百名山でもあるらしいが、
このリストもあまり聞く名前ではない。

900mにも満たない、
周回コースを辿っても、4時間未満。
この山に興味を持ったのは・・・
梯子やクサリが多い、と聞いて。
20mにも及ぼうかという箇所も
1つや2つでは無いという。

標高やコースタイムからは想像が難しい、
急激なアップダウンの繰り返し。
登り応え十分だし、
日光連山の眺めも見事なモノ。

花の季節にまた登りに行こうかな。

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2009年11月12日 (木)

【アルバム】三山駆け・十三時間

奥白根山 2,578m
男体山  2,484m
那須岳(三本槍岳) 1,917m
皇海山 2,144m

我が故郷にある4つの百名山。
4つの名を並べ、
ダントツに知名度が低く
何処にあるのかさえ
知られていないのが
皇海山だろう。
事実、栃木に暮らす人でさえ
その名を知る割合は
高くないと思う。

山に登るようになってから
この名を知り、
百名山に名を連ねている事に
興味を覚えた。
以前、群馬側からのアプローチで
山行を企画した事もあった。
実現には至らなかったが。

唯一、その山域にも
足を踏み入れた事の無かった
その山に、興味深いルートでの
アタックに誘って貰えた。
断る理由は無い。
参加の意思を即答した。

山腹にある無人の山荘に一泊し、
翌朝4時、ヘッドライトを頼りに出発。
岩づたいに
岩をくぐり、岩をすり抜け、
でも周りが見えないから
どんな所を歩いているのかは
ワカラナイ・・・
空が徐々に白々として
水平線が紫から赤みを帯びて来る頃、
これから待ち受ける
難所の連続を前に
静かな感動と安堵の瞬間。

最終目標とする頂を横目に見ながら、
二つめの目標へ挑むべく、
鎖や梯子を頼りに
断崖絶壁を降り、攀じ登る。
何度目かの断崖を超えた時、
大きく開けたピークからは
日光の名だたる山々が一望に。

目標である百名山の頂きを踏んだのは
9:20。
展望のあまりきかない静かな山頂で
食事休憩30分。
群馬側からのハイカーが
続々と登頂してくる。
そんな中、復路を辿り始める。

往路と対照的に
平坦とも言えるルートだが
その道は不明瞭な薮の中を
延々と漕いで行くような道。
でも、クマザサの緑、
白い樹の幹、
そして青空、
この強烈なコントラストは
天国とも錯覚する程。

歩き続けて、
麓の温泉に辿り着いたのは
夕方5時を過ぎた頃。
山間の温泉は、
もう暗くなっていた。

ヘッドライトを頼りに
満点の星空の元を歩き始めて、
薄暗くなった温泉に辿り着くまで
13時間超。
今までに無く歩き続けた山行。
その中で感じた
多くの感嘆と充足感。
それらをじっくり噛み締めながら、
帰路の長い車中を過ごした。

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2009年9月23日 (水)

【アルバム】何処行こう?谷川岳!何処行った・・・

日本は休日の多い国だ。
秋にもこんな連休ができるんだから。

連休前半、
参加するサークル主催の
宝永山ハイキング
参加する事は決めていた。
連休後半、
大人しく家に篭る事も考えた。
が、日帰りで何処か・・・
その思いが頭をもたげ、
ぱっと思いついたのが、
(camera)谷川岳

土合駅から”登り”たい。
”歩けるだけ歩くぞ”。
この2つから考えたルートは、
天神平~トマノ耳~オキノ耳~一ノ倉岳~茂倉岳~茂倉新道。
天気が心配だったけど、日の出と共に阿佐ヶ谷出発。
08:30に土合駅を登り始めた。
天神平に降り立つ頃には
ほんの少し、青空も見えたりして
予定通り歩こうと決めた。

オキノ耳で昼食。
この頃には、
周りの山々にかかっていた雲は
殆ど取れて、
切り立った断崖絶壁を
見下ろしながらのランチタイム。

ストーブの調子が悪かった事もあって、
予定よりちょっと遅れて
一ノ倉岳へ向けて出発。
紅葉を、連なる山々を、
そして断崖絶壁のスリルを
あれこれ写真に納めながら
予定通りに一ノ倉岳に到着。
写真を撮りながら小休止。
”ん?・・・あれ?・・・無い!?”

かなり間抜けな事に
財布を落としたらしい。
カメラを仕舞いこみ
慌ててオキノ耳へ引き返す。
昼食後の出発時に、ある事は確認済。
登山道だけを見つめて
オキノ耳まで引き返す。

オキノ耳では、
一ノ倉頂上直下ですれ違った
男性3人組に訊いてみる。
「いや、無かったなあ。
黄色いザックカバーの人には会ったかい?
その人もこっちへ戻って来るって言ってたから
訊いてみたら?」
恐らく、その人にはさっき訊きました。

ロープウェイ駅へ向けて、
地面だけを見つめてひたすら下る。
あの区間で出会ったのは、
若いカップルが2組と・・・

追い抜きざまに、思い当たるカップルには
「財布、落ちてませんでしたか?」
返ってくる言葉は、
「いや~、見かけませんでした。」

ロープウェイまで戻ったところで
”ノゾキ”で会話を交わしたカップルに追いついた。
「あれ?土樽へ行くって・・・どうしたんですか?」
「実は財布落としちゃって、見かけませんでした?」
「無かったですね・・・」

ロープウェイの駅員に尋ねる。
「今日は車の鍵だけですね。
下にインフォメーションがあるので
そちらで確認してください。」
あれ?ここじゃ電話とかして
訊いてくれないんだ・・・
「下まで歩くとどのくらいかかります?」
「1時間・・・くらいですね。」
何落としたか、聞いてましたよね?
歩いて下りるしかないんですけど。
押し問答するような余裕も無かったので
登山道へ引き返し。

あまり使われていないような
急で荒れた登山道を駆け下りる。
早くしないと
ロープウェイの駅が閉まっちゃう。
何とかギリギリで駆け込むが
「今日は届いておりません。」

土合駅まで
トボトボ歩きながら
地元警察へ電話で届け出。
「わかりました、これから調べます。
折り返し連絡しますから、
電話を切ってお待ちください。」

トボトボ、トボトボ・・・
「沼田警察です。
まだあまり時間も経っていないですし、
届いていないようですね。」
連絡が来る事を祈ろう・・・
「それから、カードも入っていたようですけど、
帰ったらすぐ手続きしたほうがいいですよ。」
マニュアル通り、のアドバイスかもしれないが
口調が暖かい。

電車の中で計算したら、
予定していたコースより
ちょっと長めに歩いていた。
でも、予定より
ちょっと早めに下山していた。

はぁ・・・わしの財布。
何処行った?

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